車への好奇心や知識だけでは、中古車販売で起業することが年々難しくなってきています。

中古車販売業での起業はアリ?

中古車販売店を起業した男性

中古車販売業で起業して成功させるハードルは、難易度が年々高くなっていると言われています。
昨今は、買取専門店として成長したガリバー、買取にも力を入れた大型店の出店を続けるビッグモーター、T-UPをはじめディーラー系中古車販売店がシェアを高めています。

⇒参考:買取強化をする理由

自社買取や複数の拠点と在庫情報共有を行う大手に対して、小規模業者は仕入れのセンスや横の繋がりなど独自のネットワークがないと太刀打ちできません

 

中古車販売業は、車が好きな理由で興味を持つ方が多いです。
車への好奇心や知識はとても大切ですが、人より詳しいだけで成功できる業界ではありません。

 

 

人脈があれば最初は上手くいく

中古車販売業の立ち上げでもっとも重要なのは人脈です。
数千万円の融資を受けて綺麗なショールームと多数の在庫を置く店舗を持てるなら別ですが、小規模の中古車販売屋は一見客が集まりにくいです。
良い仕入れをして安く売れば買い手が見つかりますが、それでもお店の見た目や信頼性・実績が乏しい場合は不利なことが多いです。
実績と信頼性で大手に劣る中で結果を出すには、人脈によって当面の売上を確保する必要があります。

 

これから起業する場合は、まずは友人・知人に車の販売や買取をすることです。
友人・知人などの繋がりがあれば最初の取引に応じてくれますが、満足度が高くなければ2回目はありません。
人脈を活かした取引でも満足してもらえるように努力をして、紹介客の獲得を目指しましょう。

 

 

フランチャイズやノウハウ販売はお奨めできない

中古車販売業の開業について調べると、フランチャイズ加盟やノウハウ販売のサイトがたくさん出てきます。
中古車販売業は、業者用オークションの会員や集客ツールが必要で、お店の看板や運営実績も大きな影響を与えます。
確かにフランチャイズに加盟すれば、事業を継続できる可能性は高まります。

 

しかし、平凡な売上しか上がらなければ会社員と同様の給料しか確保できません。初期費用や売上が上がらなかった時のリスクを考えると効率的ではないです。
また、フランチャイズに加盟すると営業時間や定休日の制約を受けることもあり、自由を失ってしまうデメリットがあります。

 

ノウハウ販売については、数十万円で売っているネット商材の大半は、ビジネス書で書いてあることとネットで分かる業者用オークションの加入方法など薄い内容です。
中古車販売業は、ノウハウを人から教えてもらうだけで成功できるものではありません。
良い車を見極めて仕入れと価格設定するセンスと、最終的にはお客に高額な買い物でもある車を買ってもらう営業力が必要です。
情報収集やスキルアップのために投資するのは悪くないですが、フランチャイズは直営では確実に利益が出ないことを理由にしているものです。
ノウハウ販売はネットで出回っているものの大半が価格に見合った価値がありません。

 

 

まとめ

中古車販売業での起業は、これから始める場合でも不可能ではないですが、成功させるためのハードルが高いです。
資金力が高いと有利ですが、好立地に綺麗なショールーム付きの店舗を持っても確実に成功できるものではありません。

 

むしろ、起業の場合は資金力よりも人脈とセンスが重要です。
リスクを承知の上でやる気さえあれば成功するチャンスがあります。
廃業する業者が多いので、時代に合ったビジネスモデルとは言えませんが、成功した時には大きな見返りを期待できます。